博士のプロレス雑記

プロレスを愛する博士 (Ph.D.) が、大好きなプロレスを楽しむ過程で抱いた感想、予想、妄想、空想、回想 etc. を気の向くままに書き記すブログです。

【予想】G1 SUPERCARD @ MSG (2019.4.6) 2/2

前記事からの続き~

dr-prowrestling.hatenablog.com

 

新日本プロレスの社運を賭けた大一番、G1 SUPERCARD @ MSG の勝敗予想(本編)です。

 

各試合の私の勝敗予想は以下の通りとなります。

(参考までに、ニュージャパンカップ [NEW JAPAN CUP 2019] の公式戦 全 31 試合の私の勝敗的中率は 77.42% で、決勝カード [オカダ vs. SANADA] とオカダ選手の優勝は予想通りでした。)

 

 

第 0 試合(1 分時間差バトルロイヤル ~HONORランボー~)(全 30 選手参戦)

出場選手が入場の瞬間まで分かりませんので予想が難しいですが、 現時点でエントリーが決定しており、来年の東京ドーム大会(1.4, 1.5)での引退が発表発表されている獣神サンダー・ライガー選手にはぜひ活躍してほしいと思います。

 

勝者予想:獣神サンダー・ライガー選手

 

第 1 試合 60 分 1 本勝負(NEVER 無差別級 & ROH 世界 TV 選手権試合)

ウィル・オスプレイ選手、ジェフ・コブ選手のいずれも新日本マットで確かな実力を示し続けています。しかし、最近の勢いからするとオスプレイ選手に分があると感じられます。

 

単純な体格や力比べではコブ選手には決して敵わないでしょうが、この春のニュージャパンカップで規格外の巨人ランス・アーチャー選手を沈めてみせたように、必殺のストーム・ブレイカーさえ決まればその勝利は確実です。

 

新日本の未来を担う選手の一人だけに、この大舞台でも更なる飛躍を遂げてくれることでしょう。

 

勝者予想:ウィル・オスプレイ選手

 

第 2 試合 30 分 1 本勝負(スペシャシングルマッチ
この試合は前後にストーリーも感じられず、やや唐突に組まれた印象が拭えません。ダルトン選手も確かな実力者ですが、メキシコの誇る至宝であり、内藤哲也選手の盟友でもあるルーシュ選手が勝利を収めると予想します。

 

勝者予想:ルーシュ選手

 

第 3 試合 60 分 1 本勝負(WOH 世界選手権試合)
この大会を新日本プロレスと共に共催するアメリカの団体 ROH女子王座 Women of Honor (WOH) のベルトを賭けた一戦です。新日本プロレスの動画サービス(新日本プロレスワールド)で日本の女子団体最高峰「スターダム」の選手の試合が観られるとは、すごい時代になったものですね(笑)

 

ROH との共催ならではのことですので、多くの方に楽しんで欲しいと思います。

 

試合は細身ながらも華麗な技を数多くもつ岩谷麻優選手がベルトを防衛する予想です。

 

奇しくも岩谷選手の必殺技は、1978 年に藤波辰爾選手がマディソン・スクエア・ガーデンで初披露し WWWF ジュニアヘビー級王座を獲得したあの「ドラゴン・スープレックス」です。是非ともこの技で試合を締めくくり、プロレスの歴史を紡いでいって欲しいところです。

 

勝者予想:岩谷麻優選手

 

第 4 試合(NYC ストリートファイトオープンチャレンジマッチ)
この試合は試合形式や対戦相手に不明な点が多すぎることもあり、正直予想ができません。ブリー・レイ選手の相手には、ジュース・ロビンソン選手や鈴木みのる選手などの名前が挙がっていますが果たしてどうなるのでしょうか?

 

IWGP US ヘビー級王者であり、故郷アメリカに錦を飾る意味でもジュース選手が出場・勝利できると良いですね。

 

勝者予想:ジュース・ロビンソン選手

 

第 5 試合 60 分 1 本勝負(IWGP ジュニアヘビー級選手権試合 3WAY マッチ)

昨年上旬の新日本マット上陸から、その圧倒的肉体美と試合スキルで瞬く間にトップへと上り詰めた石森太二選手の実力が一歩抜けているように思います。しかしながら、若さと力に溢れ、確かな血統を誇るドラゴン・リー選手、華やかな外見と華麗な空中技に加え、スピードとパワーも兼ね備えた未知の強豪バンディード選手も決して侮ることはできません。

そうなると、決め手となるのは精神面、この試合にかける想い…

 

欠場中のライバルへの熱い気持ち…

 

ということでドラゴン・リー選手の戴冠を予想します。

 

自らの技により、「宿命のライバル」に選手生命を脅かすような大怪我を負わせてしまったドラゴン・リー選手にとって、IWGP Jr. のベルトを取ることはただならぬ意味をもつはずです。

 

万が一、戴冠後に「あの選手」が現れるようなことがあれば…MSG そして世界中のプロレスファンが大いに沸き立つことは請け合いです。

 

もしこの予想が外れたとしても、この試合は振り返った時に大会ベストバウトとなるポテンシャルを大いに秘めていると思います。

 

 

勝者予想: ドラゴン・リー選手

 

第 6 試合 60 分 1 本勝負(IWGP タッグ & ROH 世界タッグ選手権試合 4WAY マッチ)

この試合も唐突に 4WAY マッチが決定いたしました。正直どのチームが勝ってもいずれかの他チームがリマッチ(再戦)を求めて引き伸ばしになる可能性が高いことを考えると、あまり気持ちを込めてみることはできません。

 

完全に個人の好みで、タマ & タンガ組(Guerrillas of Destiny; GOD)を応援したいと思います。

勝者予想:GOD 

 

第 7 試合 60 分 1 本勝負(ブリティッシュヘビー級選手権試合)

チャンピオンのザック選手が、春のニュージャパンカップで丸め込みで敗れた棚橋選手を相手にした再戦です。

現在の棚橋選手のコンディションからすると、ザック選手相手に正攻法で勝つことは正直かなり厳しいかと思います。

 

しかしながら、棚橋選手はこれまで数々の不可能を可能にしてきた男ですので、今回も聖地 MSG にかける並々ならぬ熱意を武器にして勝利を手中に収めると予想します。

 

勝者予想: 棚橋弘至選手

 

第 8 試合 60 分 1 本勝負(IWGP インターコンチネンタル選手権試合)

こちらも第 7 試合同様、ニュージャパンカップ飯伏幸太選手に敗れてしまったチャンピオン内藤哲也選手のリベンジマッチです。

この大会中唯一の日本人選手同士の戦いであり、新日本プロレスの誇る試合のクオリティを世界に見せつけてほしいところです。(観る方が純粋に楽しめなくなるような危険技はほどほどに…)

 

どちらが勝っても非常に熱い試合になることは間違いありませんが、飯伏選手にとっては今年は何が何でも新日本プロレスで確かな地位を築く必要がありますので、同い年の難敵内藤哲也選手を相手に連続で勝利を収めるのではないでしょうか。

 

勝者予想:飯伏幸太選手

 

第 9 試合 60 分 1 本勝負(ダブルメインイベントⅠ ROH 世界選手権試合 3WAY ラダーマッチ

ROH の最高峰のベルト ROH 世界選手権を賭けた一戦です。今回は、ラダーマッチという特殊形式で行われます(リング中央上部に吊るされたベルトを、ラダー[脚立]を駆け上がって最初に獲得した選手が勝者となる)。

マット・テイヴェン選手、マーティー・スカル選手のいずれも確かな実力を兼ね備えた曲者ですが、ここは ROH絶対王者ジェイ・リーサル選手にベルトを守ってもらいたいと思います。

 

勝者予想:ジェイ・リーサル選手

 

第 10 試合 60 分 1 本勝負(ダブルメインイベントⅡ IWGP ヘビー級選手権試合)

新日本プロレスの最高峰である IWGP ヘビー級ベルトを賭けた一戦です。春のニュージャパンカップを制したオカダ・カズチカ選手が、2 月に誕生した新王者ジェイ・ホワイト選手に挑む図式となります。

 

オカダ選手は今年の 1.4 東京ドーム大会を筆頭に、ジェイ・ホワイト選手に負けが込んでいるのが実情です。もしこの大会でも負けるようなことがあれば、シングル戦 3 連敗という屈辱となってしまいます。

 

オカダ選手は言わずと知れた IWGP ヘビー級ベルトの最多防衛記録保持者ですので、この超特大の大舞台を機に絶対王者への返り咲きを狙っていることでしょう。そして、ここ最近のオカダ選手は、かつての生意気なヒールの面影はすっかり影を潜め、棚橋選手の後を継ぐような王道ベビーフェイスへの転身を着々と進めているようにも感じられます。

 

方やジェイ・ホワイト選手は、オカダ選手のかつての「恋女房」外道選手とのまさかの結託 → Bullet Club 入りを皮切りにあれよあれよという間に新日本のトップ選手達を薙ぎ払い、外国人選手として史上最年少で IWGP ヘビー級王者へと上り詰めてしまいました。現在各地の試合会場でブーイングを集めるその堂々としたヒールっぷりには、ある種の頼もしさすら覚えてしまいます。

 

「皆のヒーロー」オカダ vs. 「新時代のダークチャンピオン」ジェイ

 

この一戦の行方によって、今後数年レベルでの新日本プロレスの方向性が大きく変わるといっても過言ではないでしょう。

 

私の予想は…「NEW ERA」の継続です。

 

勝者予想:ジェイ・ホワイト選手 

 

 

 

考察にあまり時間をかけられていない割にはずいぶんと長い予想記事になってしまいました。。

はてさて実際にはいったいどのような結果となるのでしょうか?

 

ここ数年の新日本、いや日本プロレスマット界で最も勢いのある男「制御不能のカリスマ」内藤哲也選手は、「予想したり、想像したりする時間が、プロレスファンにとって一番贅沢な時間であり、一番楽しい時間」と常々おっしゃっています。

 

私もこの意見には大いに賛成であり、もっと言うと、予想が当たっても外れても楽しめるのがプロレスの素敵なところだと思っています。

 

なにはともあれ、数時間後の大会が非常に楽しみです!